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赤ちゃんへの予防接種0歳児だけで6種類! 「同時接種」はなぜ怖くない?

連載「ちょっとだけ医見手帖(森田麻里子医師)」

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森田麻里子dot.
森田麻里子(もりた・まりこ)/1987年生まれ。東京都出身。医師。2012年東京大学医学部医学科卒業。12年亀田総合病院にて初期研修を経て14年仙台厚生病院麻酔科。16年南相馬市立総合病院麻酔科に勤務。17年3月に第一子を出産。小児睡眠コンサルタント。Child Health Laboratory代表

森田麻里子(もりた・まりこ)/1987年生まれ。東京都出身。医師。2012年東京大学医学部医学科卒業。12年亀田総合病院にて初期研修を経て14年仙台厚生病院麻酔科。16年南相馬市立総合病院麻酔科に勤務。17年3月に第一子を出産。小児睡眠コンサルタント。Child Health Laboratory代表

0歳児のうちだけで6種類もあり、13本の注射が必要(※写真はイメージ)

0歳児のうちだけで6種類もあり、13本の注射が必要(※写真はイメージ)

 しかし、不活化ワクチン同士や、注射生ワクチンと不活化ワクチンの接種間隔に根拠はなく、アメリカではこのような決まりはありません。本来はいつ打っても問題ないものなのです。

 では、副反応についてはどうでしょうか? 日本では、副反応がおさまった段階で次のワクチンを接種するため、このような間隔が定められているようです。しかし、日数を空けても空けなくても副反応が起きる頻度に差がないことは、複数の研究結果からわかっています。

 また、一度に4種類も5種類も予防接種をするのは、免疫系に過剰な負担がかかるのではないかと心配になるかもしれません。確かに予防接種の種類はどんどん増えていますが、技術の進歩によって、接種する抗原の種類は大きく減っています。アメリカで推奨されているワクチンの抗原数を調べた研究によると、1960年には約3217種類だったのが、80年には約3041種類となり、2000年には123~126種類となっています。さらに、ワクチン中の抗原の量も、自然に感染するよりずっと少ないことがわかっています。たとえばB型肝炎ワクチンの抗原量は、大人が自然感染した場合の1万分の1以下です。

 残念ながら日本では、風疹や麻疹など、ワクチンで予防できる病気が定期的に流行しています。お子さんには同時接種を行いながら、できるだけ早く病気への免疫をつけてあげてください。

◯森田麻里子(もりた・まりこ)
1987年生まれ。東京都出身。医師。2012年東京大学医学部医学科卒業。12年亀田総合病院にて初期研修を経て14年仙台厚生病院麻酔科。16年南相馬市立総合病院麻酔科に勤務。17年3月に第一子を出産。小児睡眠コンサルタント。Child Health Laboratory代表


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森田麻里子

森田麻里子(もりた・まりこ)/1987年生まれ。東京都出身。医師。2012年東京大学医学部医学科卒業。12年亀田総合病院にて初期研修を経て14年仙台厚生病院麻酔科。16年南相馬市立総合病院麻酔科に勤務。17年3月に第一子を出産し、19年9月より昭和大学病院附属東病院睡眠医療センターにて非常勤勤務。小児睡眠コンサルタント。Child Health Laboratory代表

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