甲子園に“アレ”が乱入すると藤浪が勝ち投手になる不思議な縁【プロ野球B級ニュース事件簿】 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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甲子園に“アレ”が乱入すると藤浪が勝ち投手になる不思議な縁【プロ野球B級ニュース事件簿】

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久保田龍雄dot.
阪神・藤浪晋太郎 (c)朝日新聞社

阪神・藤浪晋太郎 (c)朝日新聞社

 阪神の先勝で迎えたこの日は、試合前からザーザー降り。ペナントレースなら、当然中止のケースだが、雨が上がる見通しもないのに、午後2時開始予定を1時間後に遅らせ、試合を強行した。

 なぜ、そんなことになったのか? 実は、CSの日程に余裕がないことが原因だった。翌16日も悪天候で中止が予想され、2試合連続で中止になると、予備日が17日しかないため、どちらが勝っても、ファーストステージは2試合で打ち止め。この結果、3位のDeNAは、2位・阪神を勝数で上回れず、わずか1試合で敗退宣告になってしまう。

 せっかく苦労してチケットを入手したのに、中止ではファンが浮かばれないという心情面も考慮されたそうだが、もちろん、主催権を持つ阪神営業サイドのそろばん勘定も大きく影響したはずだ。

 かくして、午後3時3分にプレーボール。予想されたとおり、初回からマウンドに砂入れの緊急事態になった。阪神園芸のスタッフは、雨で泥田状態になったグラウンドの修復作業に大奮闘。5回には、各塁の周りに一輪車5、6台を使って砂を投入。マウンドに使用する砂の使用量だけで、計60キロにも及んだ。

 正真正銘の“泥試合”は、5回に逆転したDeNAが13対6で打ち勝ったが、甲子園の公式ツイッターには、「どっちが勝っても、ヒーローインタビューは、阪神園芸さんでいいやん」というファンの声も寄せられた。

 今度は意外な天敵の話である。2017年の広島は、2位・阪神に10ゲーム差をつけ、ぶっちぎりでV2を達成した。本拠地・マツダスタジアムでの勝率は、なんと7割超。中でも土日の本拠地での勝率は、“鉄板”だった。

 4月1日土曜の開幕2戦目(阪神戦)は延長10回、安部友裕の内野安打でサヨナラ勝ち。このシーズン初勝利が“不敗神話”の始まりだった。

 日曜の翌2日も9対1と大勝。以後、6月17日のソフトバンク戦まで土日の本拠地で無傷の9連勝を記録し、首位を独走した。

 6月18日のソフトバンク戦で初黒星を喫した後も、同25日の阪神戦から7月23日の中日戦まで5連勝。ここまで14勝1敗と圧倒的な勝率を誇ったことが、V2を大きく後押ししたのは言うまでもない。



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