評論家・中野剛志「リストの闘争とわたし」

朝日新聞出版の本

2017/11/01 17:00

 歴史の風雪に耐えて残った古典というものが多感な若者に与える影響たるや、魔法と言っても過言ではない。わたしの場合は、二十代前半の頃に出会った『政治経済学の国民的体系』(1841)によって、その後の人生を決められたも同然であった。

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