いい高齢者ホームは「お任せください」と言わない  施設選びのプロが解説 (2/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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いい高齢者ホームは「お任せください」と言わない  施設選びのプロが解説

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左から、太田差惠子さん、中村寿美子さん、濱田孝一さん(撮影/写真部・小山幸佑)

左から、太田差惠子さん、中村寿美子さん、濱田孝一さん(撮影/写真部・小山幸佑)

太田:この前、知人から相談されたサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)があって、調べたら過去に債務超過している企業で……そういうところはどうなんでしょう。

中村:サ高住は“老人アパート”ですからね。特定施設はしっかり選ばないといけないですけど、サ高住は嫌なら住み替えるつもりでいたほうがいいかもしれませんよ。

太田:いやぁ、でも皆さんはそうは思っていませんよ。2~3年前までは「特養」と「有料」という言葉がバンバン出ていましたけど、今は「サ高住、サ高住」と言って完全に施設扱いですから、理解できていないんだなと思います。

濱田:昨年、北海道に行ってきたんですけど、無届け施設の宝庫でしたよ。全国の無届け施設の半分ぐらいが北海道。

中村・太田:そうそう!

太田:価格が安いから、東京の人も行ってしまうらしいですね。

濱田:その結果、とある市では介護報酬が市税を超えたらしいですよ。話がそれました……こういう話をすると、皆さんどんどん暗くなっていくんですよね。

中村・太田:そうそう(笑)。

中村:経営方針は一般の方にはわかりにくいかもしれませんが、人任せじゃなく見学に行き、自分の目で見て耳で聞いて、できれば体験入居もして感じてほしいです。

濱田:たくさん見学することでいろいろわかってきますよね。いいホームは本人や家族の質問・不安に対して、リスクやトラブル、経営方針などを丁寧に説明してくれます。よくわかっていない事業所は「安心・快適」などの美辞麗句しか並べない。老人ホームって、事業者がプロの視点から家族に「一緒に協力して入居者を支えましょう」というビジネスモデルなので、いいホームほど「お任せください」とは言わないです。

中村:入居者も職員も対等なんですよね、基本は。

濱田:ホームに入ると、どうしても入居者のほうが立場が弱くなりやすい。ですから入る前にしっかり学んで選ぶことが大事です。

――職員の定着はどうしたらわかりますか。


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