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日本ハム・宮西尚生「250ホールド達成」にみる中継ぎ投手の“価値”

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250ホールドを記録した日本ハムの宮西尚生(c)朝日新聞社

250ホールドを記録した日本ハムの宮西尚生(c)朝日新聞社

 セーブと異なる部分は、1試合で複数投手に記録される場合があること、試合に負けた場合でも上記の条件を満たせばホールドが記録されること。「同点」の場合でもホールドが付くのが、日本独自の規定。そもそもメジャーリーグでは公式記録としては採用されておらず、そのため「日本記録」=「世界記録」となる。

 歴代1位は、山口鉄也(巨人)の273ホールド(以下8月3日現在)。その後を宮西が追い、3位には浅尾拓也(中日)の199ホールド、4位は五十嵐亮太(ソフトバンク)が156ホールドと続く。

 セットアッパーとも言われる彼らの特徴を見ると、いずれもリーグ優勝に大きく貢献した経験のある投手であること。近年の優勝チームを見ても、昨季セ・リーグを制覇した広島では、ジャクソンが67試合に登板して37ホールド&防御率1.71の好成績でブルペンを支え、一昨季に優勝したヤクルトにおいては、守護神・バーネットへと繋ぐオンドルセク(33ホールド)、ロマン(23ホールド)、秋吉亮(22ホールド)の救援陣が完璧に機能した。宮西を要した昨季の日本ハムは言わずもがな。野村克也氏の「優勝チームに名捕手あり」の言葉を借りるならば、「優勝チームに名セットアッパーあり」であり、ここ最近の潮流から言えば後者の言い回しの方がしっくり来る。

 さて、宮西。史上2人目の250セーブは、常日頃から体をケアし、ケガなくトレーニングを続けてきた証でもある。「ホールド」の採用とともに、中継ぎ投手の価値も上がり、ファンにもその重要性を認知されるようになった。その中で達成する「250」の数字には感服する。そして山口鉄也が下り坂である今、“歴代1位”&“世界一”の称号を得る日も、近い。


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