夏の中年を襲う「4大悪臭」、その正体と予防法とは (1/4) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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夏の中年を襲う「4大悪臭」、その正体と予防法とは

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※写真はイメージです(GettyImages)

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「キモい」「ダサい」「汚い」など、他人から言われてショックな言葉はいくつもあるが、「臭い」ほど衝撃度が大きな言葉はない。そして今年も夏が来る。中高年が臭いと陰口をたたかれる夏が。人は年齢を重ねると、なぜ臭くなるのか。近年、そのメカニズムがようやく解き明かされ始めた。「臭いニオイ」の正体とは一体何か。(サイエンスライター 川口友万)

●中高年に発生する悪臭四天王

 中高年は臭い。決して思い込みではない。生化学的に臭いのだ。

 中高年特有のニオイには名前がついているだけで、「加齢臭」「ミドル脂臭」「疲労臭」があり、さらに最近発見された「ストレス臭」が加わると中年の悪臭四天王となる。

 体臭は、発生の仕方で2通りに分かれる。

 ひとつは脂肪酸が皮膚常在菌によって分解され、発生するニオイ。

 よく汗が臭いというが、汗自体にはニオイがない。皮膚の表面には多種多様な皮膚常在菌が棲(す)み、汗に含まれる脂肪酸をエサにしている。彼らが脂肪酸を食べた後の排せつ物が臭いのだ。加齢臭とミドル脂臭はこのニオイである(30~40歳代男性特有のミドル脂臭の正体)。

 中年のニオイといえば「加齢臭」と思っている人も多いだろう。

 1999年、資生堂は中高年特有の体臭を「加齢臭」と名付け、脂肪酸の一種、パルミトオレイン酸が分解されて発生する物質ノネナールによるニオイだと特定した。40代ぐらいからパルミトオレイン酸の分泌が盛んになるため、加齢臭は30代以下ではほぼ見られない。

 30~40代の独特の油臭さの原因を発見したのは、化粧品メーカーのマンダムだ。

 古い油のようなニオイで、マンダムはこれをミドル脂臭と名付けた。汗に含まれる乳酸を皮膚常在菌が代謝してジアセチルという化学物質を作る。これが臭う。

 50代になると男性ホルモンが減少するので、20~40代が皮脂の量も多い。さらに30代になって急に枕にシミができ、これまでとは違う男臭いニオイがし始める。それがミドル脂臭だ。

 加齢臭は本屋さんのような乾いたニオイで40代から発生し、ミドル脂臭は30代から発生する古い油のようなニオイだ。どちらも後頭部から頭頂部にかけて発生する。一時、加齢臭の発生場所は耳の裏側とされていたが、資生堂が調べ直し、頭部がもっとも臭うことがわかった。

●血液を通じて体全体が臭くなる

 汗の成分とは無関係に、血液を通じて皮膚全体からガスとなって排出されるニオイ成分もある。ニンニクを食べた翌日に体全体が臭くなるのは、ニンニクの香り成分が血中に取り込まれやすいためだ。

 この仕組みで発生するのが疲労臭とストレス臭である。


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