島田潤一郎(しまだ・じゅんいちろう)/1976年、高知県生まれ、東京育ち。日本大学商学部卒業後、若い頃はアルバイトなどをしながら小説家をめざす。2009年に出版社・夏葉社を設立し、出版活動に従事。主な著作として『古くてあたらしい仕事』(新潮文庫)など(撮影/写真映像部・和仁貢介)
本が読めなかった苦しい日々をはじめ、本に対するあこがれや読めるようになった時の喜び、そして現在も忙しく仕事や子育てをしながら読書する日常などを描く37篇のエッセイを収録。書き手であると同時に出版社を営む編集者でもある著者の、「長い」ものを読む、そして「長く」読んできた記録