正しいブラッシング法の指導を受けた直後はそのとおりに磨けていても、時間が経つにつれて以前のクセが出て、磨き残しが増えてしまうことも少なくありません。定期的に磨き方をチェックし、必要に応じてブラッシングを再度指導します。
<3>リスクコントロール
リスク因子には、かみ合わせの悪さや歯ぎしりのクセ、むし歯など「口の中のリスク因子」と、不適切な食習慣や喫煙、ストレス、全身の病気など「全身的なリスク因子」があります。改善状況を定期的にチェックして、前者には治療、後者には指導や治療勧告をおこなう必要があります。
<4>専門家による定期的なクリーニング
セルフ・ケアでできることには限界があります。ブラッシングのクセによる磨き残しはもちろんですが、適切に磨いていても歯ブラシの毛先は歯周ポケットの奥深くまでは届かず、汚れがたまっていきます。定期的に歯科医院で除去することが必要です。