長く働きたいなら、給与体系や福利厚生、産休・育休制度など、将来を見据えた条件も重要です。「病院の近くに寮がある」「院内保育所がある」「出産したら勤務時間の調整ができる」など、職場の体制、労働条件にも目を向けてみましょう。
立地や外観など見た目に惑わされずに、職場環境の中身を見る目を持つことが大切です。
■求められる資質は病院によって違う
看護師の仕事は多岐にわたり、それぞれの病院が担っている役割によっても、求められるスキルが違ってきます。
例えば、大学病院と総合病院。まず大学病院が担っている業務は、最新の医療技術の研究開発。珍しい症例で完治が見込めない患者さんを担当したり、研究のための勉強会に参加したりするケースが多くなってきます。
専門的な知識が身につけられるメリットがある半面、その分野が自分の希望や適性に合っていない場合、苦労することも。
さらに、大学病院は研修医を育成する役割もあるので、注射や点滴は主に研修医が担当します。そのぶん看護師が技術を積む機会が少ないケースもあるようです。
その点、総合病院は研修医の数が少なく、看護師が幅広い業務を担うことが多いようです。