第4回「神田カレーグランプリ2014 グランプリ決定戦」は、11月1日から3日まで開催された。閉幕後、来場者の投票による今年のグランプリが発表された。日本一カレー店が多い神田、神保町地区の栄えあるトップに輝いたのは――。
グランプリに選ばれたのは、初出場の「100時間カレーB&R神田店」、準グランプリは「マンダラ」、3位には「シディーク神保町店」が入った。
完成まで100時間をかけた本格欧風カレー「100時間カレー」は、初日から長蛇の列ができていた。濃厚なコクが味に深みを醸し出し、同時にまろやかさが同居する絶品で、多くの人の支持を集めた。首都圏でこの1年に4店舗を出店するなど注目されるが、神田店は今年できたばかり。
同店の責任者、素谷滋さん(32)は、喜びをこう語った。
「神田に進出してまだ半年の新参者ですが、グランプリが取れて本当にうれしいです。来月には浦安に5店舗が出ます。これから、全国展開、海外進出を本気で目指してがんばります」
3年連続入賞し、グランプリを狙ったインドレストラン「マンダラ」は、惜しくも準グランプリ。やはりグランプリを目指した、3年連続準グランプリのインド・パキスタン料理「シディーク神保町店」は3位だった。
3日間の会期中、会場には4万8000人が来場し、それぞれ特徴のある異なる味に舌鼓を打っていた。神田、神保町地区には300以上のカレー提供店がある。好みの店を見つけてみてはいかが?
(ジャーナリスト・青柳雄介)