「最近、physical distancing(物理的に距離を取る)のほうが適切なのでは、と世界保健機関(WHO)やワシントン・ポスト紙などが提案しています。“ソーシャル”はそもそも“人づきあいをする”というニュアンス。コロナ禍によるストレス下では、ネットや電話での交流はむしろ推奨されていますよね」
他にも海外報道を読む際に知っておいたほうがよい表現を一覧にした。
言葉だけでなく、その裏側にあるものにもぜひ、注目してみてほしい。
●英語圏リーダーたちが発したコロナ禍での言葉
――エリザベス女王が恒例のクリスマススピーチ以外で国民に語りかけるのは異例のことだった(以下、エリザベス女王)
I hope in the years to come everyone will be able to take pride in how they responded to this challenge.
みなさんがあとになってこの危機を振り返るとき、自分は正しく行動したと誇りを持てますように
And those who come after us will say the Britons of this generation were as strong as any. That the attributes of self-discipline, of quiet good-humoured resolve and of fellow-feeling still characterise this country.
後世の人たちはコロナ世代の英国人もまた強かったと語り継ぐでしょう。自制心を持ち、静かだけれどいつも笑みをたたえつつ覚悟をし、仲間を大事にする気持ちこそが英国人気質なのですから
The pride in who we are is not a part of our past, it defines our present and our future.
英国人としてのプライドとは英国の過去ではなく、いま現在、そして未来の私たちによって規定されるのです