――ニュージーランドのアーダーン首相による新型コロナ対策の標語がこちら。「親切に」「家にいよう」「手を洗おう」が3本柱(以下、アーダーン首相)
Be kind. We’re all in this together
親切にしよう。みんなで一緒に立ち向かおう
●英語でコロナを読む必須表現16
「英語で情報をとる人は米ジョンズ・ホプキンス大学のデータや英フィナンシャル・タイムズ(ウェブ版)の感染増加グラフをチェックしている」と鈴木さん。英語圏でのコロナ報道で使われる表現を紹介する。
cases【感染事例】
当初の報道では「感染者数」の意味で、casesの方が多用された。感染者の顔が見えるようになってからはCovid-19 patientなど「患者」という語も使われるようになっている。
Coronavirus, Covid-19 【コロナウイルス】
発音は「コロナ」ではなく「コローナ」。後者はコーヴィッド・ナインティーン。
death rate【死亡率・致死率】
fatality rate, mortality rateも同義。
essential workers【社会機能に必要不可欠な働き手】
国連の定義では医療従事者、水道電気、警察消防、食品、運輸など。英国ではkey workersという言い方も。
exponential【指数関数的】
コロナ感染者数が指数関数的に増加するため、各メディアは対数グラフを用いて、増加を説明。この言葉が頻繁に用いられた。
infection【感染】
コロナ感染拡大と言いたいときはシンプルにthe spread of coronavirusでOK。
lockdown【都市封鎖】
restrictions(外出制限)、travel restrictions(移動制限)もほぼ同義で使われている。
panic buying【買い占め】
トイレ紙だけでなく、パスタ、ラーメンなどが世界中の棚からなくなった。