多くのスター選手が毎年のように誕生するプロ野球界。しかし中には完全な主力、レギュラーではないが、チームに欠かせない選手も存在している。そこで今回はそんなベンチにいると助かる選手をベストナイン形式で選んでみた。まずはパ・リーグ編だ。
【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!
選出基準は下記3点とした。
・プロ在籍10年以上(2020年シーズン含む)
・投手は規定投球回、野手は規定打席の到達経験なし
・ベストナイン、ゴールデングラブ賞含むタイトル獲得経験なし
■パ・リーグ
・投手:青山浩二(楽天)
614試合 40勝58敗45セーブ159ホールド 防御率3.66
・捕手:山崎勝己(オリックス)
941試合 300安打4本塁打112打点4盗塁 打率.196
・一塁:細谷圭(ロッテ)
419試合 184安打10本塁打80打点13盗塁 打率.228
・二塁:杉谷拳士(日本ハム)
584試合 234安打12本塁打81打点44盗塁 打率.222
・三塁:森越祐人(西武)
94試合 9安打0本塁打2打点1盗塁 打率.115
・遊撃:西田哲朗(ソフトバンク)
352試合 170安打13本塁打70打点14盗塁 打率.221
・外野:福田秀平(ロッテ)
696試合 255安打24本塁打120打点79盗塁 打率.235
・外野:木村文紀(西武)
539試合 235安打31本塁打105打点48盗塁 打率.216
・外野:松井佑介(オリックス)
316試合 129安打9本塁打47打点1盗塁 打率.235
投手は基準を考えても当然中継ぎが対象となるが、そんな中でもタイトルとは無縁ながら実績ナンバーワンと言えるのが青山だ。14年間のプロ生活で50試合以上登板は7回を数え、楽天のブルペンを支え続けている。36歳となった昨年も、自身最多となる62試合に登板して、防御率2点台と安定した投球を見せた。八戸大(現八戸学院大)時代は2学年上の川島亮(元ヤクルト・楽天)、石川賢(元中日・楽天)や1学年上の三木均(元巨人)の方が目立つ存在だったが、プロでの実績では完全に青山がトップとなった。そのタフネスぶりはリーグでも屈指と言えるだろう。