1位:マートン(2010年~2015年)

実働:6年 832試合 1020安打77本塁打417打点 打率.310

 打者としてのタイプはバースとは全く異なるが、1位を選ぶとすればやはりマートンになるだろう。来日1年目の2010年に当時のNPB記録となるシーズン214安打をマーク。2年目以降も安定してヒットを量産し、6年間の在籍で3度の最多安打と1度の首位打者のタイトルを獲得している。ちなみに1020安打は阪神に在籍した外国人選手では最多の数字であり、全球団の歴代外国人でも12位となっている。バースほどのインパクトはないものの、球史に残る外国人選手であることは間違いないだろう。(文・西尾典文)

●西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

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