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YouTubeで演者が出演する場合、見た目の要素がほぼ全てを占めます。チャンネルの方向性を決めるのは、演者のルックスです。もちろん、美男美女だから再生されるワケではありませんが、ルックスの良さが有利に働くことは多いです。SNSの場合は特に、何をするかより、誰がするかが重要です。同じことでも、ルックスの良い人がやるのと、そうでない人がやるのでは異なる結果が発生します。
最近、この現象を顕著に表した出来事は、伊勢谷友介さんの謝罪の姿でした。彼がカメラに向かって頭を下げた映像を見て、「かっこいい」という感想を抱いた人は非常に多く、この意見はSNSでも多く散見されました。言うまでもなく、伊勢谷さんの行為は褒められたものではなく、俳優としての意識が低く、多くの関係者や取引先に迷惑と損害を発生させています。素直な感想として、「かっこいい」と感じてしまう部分は仕方がないと思います。見た目の良さを仕事にしているプロなので、ルックスがいいのは当たり前のことです。ですが、本来は彼の行動を糾弾すべきコメンテーターの方々ですら、彼の姿をみて「かっこいい」という感想を漏らしたのはいかがなものかと思います。ルックスの影響力の強さを感じました。
このように、違法行為などの事実や、物事の本質や人物の善悪すらかすめてしまうのがルックスです。人間の本質は中身であると頭の中では分かっていても、抗えないことがあります。見た目のチカラは想像以上に強いです。今回は、ルックスのチカラについて述べていきます。
伊勢谷さんの例でも分かるように、多くの人々は見た目の影響を受けやすいです。何をしたか、何を言ったか、どんな人物か、よりも「どんな見た目か」が先走ってしまうのです。当たり前のことですが、人間は中身です。何を言ったかよりも、何をしたかが正確に本来の姿を現します。「お前だけのことが好き」と言いながら複数の異性と交遊する人がいた場合、本心は行動に現れています。人をみるときは、見た目でも言葉でもなく、行動をみると正確に把握できます。ルックスは、言葉よりも表面的で、最も薄っぺらい要素です。ただしこれは、身近な人物の場合です。つまり、直接自分が関わる相手です。友達でも恋人でも、身近な存在は中身で選ぶほうが望ましいです。