――現役の暴力団組員だという敵刺(てきさす)氏が始めたYouTubeチャンネルですね。まさに「群れていない」感じはします。まだ開始5カ月くらいですが、登録者数も3万人に迫る勢いで、「ついに現役がYouTubeをやる時代になったのか」と驚きを持って受け止められています。
現役の方が出てきたのも、アウトロー系YouTuberたちの副産物だと思いますよ。アウトロー系YouTuberたちが武勇伝を“盛って”話したり、裏社会の事情も含めてデマばかり流したりしたから、現役が出てこざるを得なくなったんでしょう。街で半グレが好き勝手やってたら、暴力団が出てくるのと同じですよ。限界を超えたっていうことです。
――「ワルビッシュTV」の登録者数は7万人(8月12日時点)を突破しています。翔さんがYouTuberとして人気が出たら、また「ダルビッシュ有の弟がこんなことを~」という声も大きくなることも考えられますが、それについて不安はないですか。
YouTubeを始めた1年前のバッシングに比べたら、何てことはないですよ。自分がダルビッシュ有の弟でなければYouTubeもやっていなかっただろうし、「どんな奴なんや」って興味持ってクリックもしてもらえなかったと思う。兄貴の弟という立場があったから、出会えた人もたくさんいますから。まあ、兄貴には迷惑かもしれないですけど、僕は行く道を進もうと思っています。
この前、兄貴と久しぶりに長いLINEをやりとりしたんですけど、ちょっとジーンとしましたね。詳しくは言えませんが「どんなことになっても、俺が弟としてお前を見切ることはない。そこだけは勘違いするな」っていうことが書いてありました。本当に、愛ですよね。こうなったら引き返さずに、まずはYouTubeの世界で行けるところまで行ってやろうと思っています。(構成=AERA dot.編集部・作田裕史)
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