放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は「リファイニング クレイパック」(ドクターベルツ)を取り上げる。
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こう見えて(!)、女性誌の美容ページでも連載をもつ私。著名な美容ジャーナリストや女優さんから指名を受けるヘアメイクアップアーティストからワンランク上の美容情報を得る機会がある。
現在、国内外に星の数ほどの化粧品メーカーがあり、月刊の美容雑誌が見開きにカレンダーのようなレイアウトで新商品を紹介している状態。
当然、素人ではチェックしきれず、目利きのプロらのアドバイスに耳を傾けるしかない。
プロのメイクボックスを覗かせてもらうと、一つのメーカーで全アイテムを揃えているワケでは決してないのである。
以前、著名な美容ジャーナリストからオススメがあったファンデーションを買いに行き、「一緒に白粉も買った」と報告をしたら、「お粉がいいとは言っていない」と叱られ、愕然としたことがあった。
だが、基礎化粧品については別。各自「惚れ込んでいる」メーカーがあるとよく聞く。
当連載で取り上げるのは3度目の『ドクターベルツ』も、辛口で知られる美容研究家や「ヲタク」と呼ばれる美容愛好家ら、複数のプロが長年、指名買いするメーカーである。
新製品は、7月にネットで先行販売されて以来、大評判の「リファイニング クレイ パック」だ。
クレンジング、洗顔後に使う、洗い流すタイプのパック。水分を軽く拭き取った後、大さじ1杯強を顔や首筋に伸ばし、1~2分程度、軽くマッサージして洗い流す。使い勝手がいいのも『ドクターベルツ』の特徴だ。
日々のお手入れでは取り切れない汚れは、やがてザラザラやゴワゴワの原因に。このパックを利用すれば、微粒子の天然クレイが毛穴の奥の汚れや古い角質に密着、吸収し、同時に、含まれているシリカ、カルシウムなどのミネラルが溶け出して肌に浸透していくのだ。
マスクが悪さをしていることで起き、多くの化粧品会社が「かつてないほどの」と警鐘を鳴らす“ゆらぎ肌”をケアしてくれるプロテオグリカンをはじめ、フラーレン、Wヒアルロン酸などを配合。乾燥や大気汚染、環境トラブルに「ゆらがない」肌へと導く。
前述の美容家らが異口同音に「まじめな会社」と評価する『ドクターベルツ』の「リファイニング クレイ パック」は、お助けパックと言える。
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
※週刊朝日 2021年9月3日号