AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2021年10月25日号では、独立開業したレストランでオーナーシェフを務める杉浦仁彦さん、同レストランでホール、経理、制作を担当する杉浦清美さん夫婦について取り上げました。
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長女(12)、次女(10)と4人暮らし。
夫 杉浦仁彦[41]トラットリアゴリアテ オーナーシェフ
すぎうら・きみひこ◆1980年、岐阜県生まれ。名古屋造形大学を卒業後、福祉施設の職員を経てイタリアンレストランで調理師として勤務。その後、飲食チェーン企業に入社し店舗開発と新業態開発を担う。2016年に独立開業
ピンときたことが本当に実現したことが何度もあるので、自分の直感は信じていました。彼女に対しても、初めて会ったとき「結婚するな」という予感が。僕は極端に合理性を重視する一方、ときには徹底的に無駄を楽しんだりもする極端な性格で、理解してくれる人が少ないのですが、彼女はわかろうとしてくれた。「当たったな」と思えました。
独立するとき、一番信用できる人が公私ともにパートナーになってくれたことは、想像以上に頼もしいことでした。ただ、僕は会社をもっと大きくするとか、店舗網を広げるといったことには興味がない。店を何とか軌道に乗せた今、次は何を目指せばいいんだろうと感じていました。