13歳で旅立つまで家で面倒を見た保護犬ブクと。「ブクの毛布は私の毛布よ!」(提供)
13歳で旅立つまで家で面倒を見た保護犬ブクと。「ブクの毛布は私の毛布よ!」(提供)

◆猫は嫌いな猫 自由気ままなお嬢様 

 ガガが家族になって、息子は喜び、主人も「家に入れてもらえたんや!」と少し嬉しそうでした。でもガガの仲間入りを何より喜んだのが、黒ジジでした。

 ジジは犬でも猫でもどんな相手もウェルカムな性格で、ガガにも興味津々! まさに「若い女の子がきたーっ!」って感じです。

 ところがガガは、「うざっ」と迷惑そう。外猫時代におとなの猫と喧嘩したこともあり(その時は勝利!)、苦手意識があったのでしょう。大きなジジが近づくと激しくシャーをします。

 しばらくして、「このおじさん、遊び相手になるな」とわかってからは関係が少しよくなり、寝ているジジに近づくこともありました。でも、ガガが寝ているところにジジがいくと、「ヤメテよ」と怒る。わがままですね(笑)。

 一方、白猫のハクとはまったくダメ。合いませんでした。ハクは「なにこの子」って感じで冷たくあしらうし、ガガも「なによこの男」と怒る。2匹が本気で取っ組み合いをしようとするので、止めようとして間に入って、私は興奮したガガに腕をガブリと噛まれ大流血……2度も病院にいきましたよ。

 でも考えてみると、ハクはガガに“焼きもち”を妬いていたのかもしれません。

 ハクはもともと息子がすごくかわいがっていたのだけど、ガガが息子を「私のおにいちゃんだも~ん」というように独占してしまったものだから、「取られた」と思ったのでしょう。

 ガガは息子のことが本当に好きみたいで、部屋の前で「入れて~」と大声で鳴く。だから息子は毎晩、ガガと一緒に“ラブラブ”で寝ていました。

 フレンチブルドックのブクとは並んで昼寝をすることもありましたが、いつの間にかガガの立場が上になっていましたね。ブクのお気にいりの寝場所(毛布)にどかっと寝そべり、ブクがよくわんわんと“泣かされて”いました。

 とにかく、ガガはやりたい放題、自由気ままなお嬢様! 家族も振り回されたけど、でもやっぱり女の子ってかわいいんですよね。

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息子に「彼女」のように甘えまくる