自身に最適な睡眠時間を測るには、次のような方法があるという。
「まず好きなだけ寝る生活を続けてみること。一般的には最初は13時間ほど寝られますが、だんだん短くなって収束します。3週間経って増えも減りもしなければ、その時間が、身体が必要とする睡眠量と考えられます。もう一つの目安は、休日と平日でどれだけ睡眠時間が変わるか。平日7時間寝る人が休日90~120分以上長く寝るなら、普段の睡眠が足りないことになる。それで自分に必要な睡眠時間が測れます」(西野教授)
大谷の「睡眠力」はまだまだ神秘のベールに包まれているが、睡眠とうまく付き合う生き方は、ぜひ見習いたいものだ。(桜井恒二)
※週刊朝日 2021年12月3日号