「泉健太さんは政調会長だから一定知られていたかもしれないけど、まだ47歳であれだけ安定して話せることに驚かれた方もおられたかもしれない。そういう意味では間違いなくすそ野が広がっている」
逢坂氏については「ミスター立憲民主党」だと話す。
「逢坂さんは今までもずっと党の政策的な責任者のラインを歩いて来た人。旧立憲の頃からの政調会長でしたし、国民のみなさんが多少でも耳にしたことのある立憲の政策を作るのに大きく関与してきた人です」
4人を較べると……。
「情緒的な演説であおれるのは小川さんだと思うし、文字を起こして一番立派なことを言っているのは西村さん、政策通でいえば逢坂さん、総合力では泉さんですね」
代表選の国会議員票で泉氏がリードしていると報じられていることに関して、渡辺氏はこう言った。
「重鎮の先生方で推薦人になっている方が少ない。ビッグネームの枝野さんや福山哲郎幹事長、蓮舫さんらがどうするのか。マスコミ各社のアンケートにも答えてない人もいる。そうした人が20人くれば40ポイントあるんだから、また変わってくるということでしょう」
30日の投開票で誰が選ばれるのか。ひいては党勢回復の一歩となるか。結果に期待したい。(上田耕司)