「候補者がどんな人だか、わからないというレベルなわけだから、そこは私たちのほうがもう少し、発信の仕方、描き方というのを工夫しなければいけないと思います」

 そうした考えに基づき、立憲パートナーズ有志が「りっけんの代表選候補者を勝手に応援する議員・市民とパートナーズの勝手な討論会」をオンラインで開催しYouTubeにアップした。山岸氏は司会進行役を務めた。

「候補者本人ではなく、それぞれの候補者を熱く応援する4人に集まっていただいて、推しへの愛を語っていただきました」(山岸氏)

 応援者が主に語ったのは、候補者の政策の良しあしではなく、キャラクターだ。

「逢坂さんは穏やかにみなさんと話ができる人。(地元・函館では)『酒話会』を開き、逢坂さんを囲んでお酒を飲みながらざっくばらんに話している。逢坂さんはどんなに酔っぱらってもスマートで紳士的。アップルやデジタルツールに精通している」(逢坂陣営=地元函館市民の山崎藍さん)

「小川さんはなにかというとすぐにオイオイ泣くんで、すぐ人の気持ちと一緒になっちゃうんです。甘いものが好きでいきなり、シュークリーム3個をイッキ食いとかする。見ていると気持ち悪くなるのでやめて欲しい(笑)」(小川陣営=作家の和田靜香さん)

「西村さんは真面目で誠実な人。彼女が真剣な顔しているから、何を言うのかなと思ったら『腹へった』とか言うからズッコケる。真剣な顔をしていても、深刻になりすぎないで乗り超えられる人。これからのリーダーは彼女です」(西村陣営=打越さく良参院議員)

「泉さんは立命館大の頃から民主党京都の学生部で活動をしていた。末っ子で甘えん坊と言われていたみたい。25歳で衆院選に立候補して落選し、デイサービスで働きながら政治活動をやっていた。その頃、普通にジャージィ姿だったのを覚えています」(泉陣営=東京都足立区議の小椋修平さん)

 などと、とっておきの魅力的なエピソードを披露した。この討論会を、山岸氏は「政策論争ももちろん大事ですが、人柄がわかるのがよかった」と振り返った。

 次は、元毎日新聞政治部記者の渡辺創衆院議員(44)。2001年から09年末まで毎日新聞社で記者として働いた。新聞社を退職した後は宮崎県議を10年4カ月務めた。

元毎日新聞政治部記者の渡辺創衆院議員
元毎日新聞政治部記者の渡辺創衆院議員

「立憲はまだ4年しか歴史がないから、私は党の古参なんです。お金もない、議員もいないというところから、今では宮崎県で自治体議員16人、衆院議員1人というところまで来た。枝野さんと一緒に歩んで来たという気持ちだけは持っています」

 盛り上がっていないと言われる代表選については、

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10年後は誰もが知っている政治家になっている