ファンが望む期待の「斜め上」をいく。日本ハム・新庄剛志監督が就任後初めてファンの前に登場した11月30日のファンフェスティバル「ファイターズナイト2021」で、ド派手なパフォーマンスを披露。札幌ドームに詰めかけたファンをわかせた。
【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!
暗闇の中でレフト側の車路が開き、スモークの向こうからヘッドライトを照らした白いスーパーカーが現れた。イタリアのスーパーカー「カウンタック」だ。乗車した新庄監督は満面の笑みを浮かべる。両サイドのドアをフルオープンにしたまま車を走らせ、球場中央のスペース横に停車。マイクスタンドの前に立つとサングラス姿で右手を突き上げ、「15年ぶりに北海道に帰ってきました!暴れてもいいですか?感動させてもいいですか?泣き笑いさせてもいいですか?来年から僕が舵を取り、可愛い選手たちと長い船旅に出かけます。その可愛い選手たちと一緒に、船に皆さん、乗ってくれるのであれば、目いっぱいの拍手をお願いします!北海道の皆さん、日本中の皆さん、可愛い選手と一緒に船に乗ってくれますか!乗ってくれますか!来年からヒーローは僕じゃありません。可愛い選手たちとみんなです。世界一のチームになれるように、目いっぱい楽しみます!今日はありがとう!」と絶叫気味にあいさつ。スタンドから大きな拍手がわき起こった。
ビッグボスはまさかの天然ぶりも披露した。ファンへの挨拶後にこのファンフェスティバルを独占中継した北海道・UHB放送の番組「UHBもBIGBOSSと共に色々頑張りまっせ~SP」に生出演。野村佑希、堀瑞輝とテレビ中継越しに対面すると、最後に「日本ハムの顔」とも言えるセットアッパー・宮西尚生が登場した。「僕は強気な投球が売り。変わらず攻めていきたい」と意気込みを語る左腕に、指揮官は「実は去年まで宮西くんのことを知らなかった。調べたら1シーズンに50試合、60試合投げられるんだよね。めちゃくちゃ投げる。そういう投手は心強い」とまさかの回答。宮西は「今年から知られたのが悔しいです」と苦笑いを浮かべると、「マジ期待している!頑張って!」と笑った。