彼氏への「私にかまって」ストレートに伝えることは負けじゃない　しいたけ.さんがアドバイス

　AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

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Q：彼氏がカエルを飼い始めました。カエルは私も好きなのですが、彼の見通しの甘さや責任感の薄さに不安や苛立ちを感じています。他にもモヤモヤがあり、それが自分が生き物を飼わないようにしているが故の嫉妬だと気づきました。彼がカエルに夢中な様子を見るとカエルにまで嫉妬して自分が情けないです……。（女性／会社員／31歳／かに座）

A：すごくほほ笑ましいと思ってしまいますが、ご本人たちにとっては結構デリケートな問題というか、いろんなものが凝縮されたご相談のように思いました。

　恐らく、彼が勝手にカエルを連れてきちゃったか、「飼おうかな」とぼそっと言った時に「ふーん」って答えたのに本当に連れてきちゃったみたいなパターンではないでしょうか。で、それを指摘すると「あなたは僕がやることには何でも反対するんだね」みたいにケンカにまで発展しちゃう。でも問題の本質って、そういう話じゃない。カエル自体は別に反対してるわけじゃなく、報告の少なさ、相談の少なさ、勝手な行動とかいろんなことが凝縮されている。

　お付き合いしたり、家族になったり、誰かと一緒にいることで、すごく自分のことを考えてしまうか相手のことを考えすぎてしまう。その量がどちらかに偏る時って、やっぱり根底にあるのが「対話の少なさ」だと思っています。

　どうすればいいのか。まずは、「このカエルたちは私もかわいいと思っているし、大事にしたいと思っている」ということは伝えてください。その上で、「だけど私のことも大事にして」とストレートに伝えるべきだと思いました。

「嫉妬してしまう」とおっしゃるぐらいだから、ご自身に対する愛情やコミュニケーションの不足を、きっと感じているはずです。カエルだけに目を向けないで私のこともかわいがって、ということをちゃんと伝えるべき。