料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「お餅の3種のシーフードピザ」。
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松の内が明け、いつもの日常が戻ってきました。この時期、持て余してしまうのが、お正月で買い込んでしまったお餅の食べ方。鏡開きのお餅もさてどうするか? そこで一風変わったピザ風のおつまみにしてみました。
作り方は簡単。それぞれ材料を混ぜ合わせるだけ。今回はしらす、明太子、昆布の佃煮で3種類のトッピングをのせました。
マヨネーズやクリームチーズをベースに、お好みの材料で自由に組み合わせてください。わさびもアクセントになりますよ。お餅はもともと海苔との相性がいいせいか、肉よりも海産物のほうが合うような気がします。
切り餅は食べやすく厚さ半分に薄く切り、フライパンでフタをしながらふっくらするまで両面焼きます。焼いてから時間がたつとお餅が硬くなってしまうので、焼けたら具材をのせ、海苔を巻いてパクッとどうぞ。
家族や友人とおしゃべりしながらつまむもよし。残り物のお餅もあっという間になくなります。
(構成/沖村かなみ)
■お餅の3種のシーフードピザ
【材料】(2人分) 切り餅3個、釜揚げしらす大さじ1、マヨネーズ大さじ1、わさび小さじ1/2、醤油小さじ1/4、明太子30g、昆布の佃煮15g、クリームチーズ15g、貝割れ大根適量、焼き海苔6枚
【作り方】(1)しらすをマヨネーズ、わさび、醤油と混ぜ合わせる。(2)明太子と半量のクリームチーズを、昆布の佃煮と残りのクリームチーズを混ぜ合わせる。(3)切り餅を厚さ半分に切り、フライパンでフタをして両面焼く。(4)(1)(2)をそれぞれ(3)の焼いた餅にのせ、貝割れ大根を飾る。(5)皿に(4)を盛り付け、別皿で焼き海苔を添える。
【ワンポイントアドバイス】 切り餅は薄いほうが手軽に食べやすいので、包丁で厚さ半分に切っておく。
フライパンでフタをして切り餅を両面焼く。しばらくすると少しふくらんでくる。
※週刊朝日 2023年1月27日号