2位:山田健太(立教大・二塁手)
大阪桐蔭時代は根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)などとともに甲子園で3度の優勝を経験した右の強打者。立教大に進学後も1年春からレギュラーの座をつかみ、秋のリーグ戦終了時点で卒業となる4年生を含めても現役最多となる62安打をマークしている。ボールの呼び込み方が上手く、センターを中心に鋭い打球を放つ。主にセカンドを守るが、サードやファーストなど複数のポジションを守れるのも魅力だ。
1位:蛭間拓哉(早稲田大・外野手)
浦和学院時代から注目を集めている大学球界ナンバーワンスラッガー。リーグ戦通算39安打中半分以上の21本が長打で、10本のホームランを放っている。無駄な動きのないスイングで振り出しの鋭さ、インパクトの強さともに申し分なく、広角に長打を放つことができるのが大きな長所。たくましい体格だが、大学球界トップクラスの脚力も兼ね備えている。プロでも将来の中軸候補として期待できる素材だ。(文・西尾典文)
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●プロフィール
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員