鍵山:似たような答えになりますけど、あまり、そのことについては、何も言うことはないというか、自分がやるべきことをやっただけなので、皆さん全力で試合に向かって頑張っていましたし、あんまり言うことはないので、すいません。

宇野:僕は出る選手なので、まずそういった質問中の何が事実で、どんな情報を得ているのか僕もあまり知らないんですけれども、その僕の聞いた限りでの感想を言うと、僕も選手なので、同じ選手の身からすると、やっぱり、みんな多分、全力でこの試合に向かって、一生懸命練習してきていると思います。だから、僕がどう思うか、いいか悪いかなんて、そんなことは別に大きなことだとは思わないですけど。もちろん、全選手がドーピングのことについても、厳重に注意していると思いますし、何かあんまり深く伝わっている部分ではないと思うんですけれども、全員が多分、気をつけていることだと思います。

――優真さんに。2年前にユースオリンピックチャンピオンになりました。そして今、オリンピックの銀メダル個人ということでありますけれども、2年前から、今回ここまでよくスケートできるようになった、この2年間を振り返ってお気持ちを。

鍵山:そうですね。ユースオリンピックからここまではすごく充実していて、とても濃い2年間だったなと思います。2年前、ユースオリンピックに出たときは、2年後、自分がこの舞台に立てるなんて思ってもなかったですし、この舞台に立てたことにすごくびっくりしているので。でも、いい経験になったかなと思います。ここまでの2年間で、自分が成長してきたことをしっかりと感じられたと思いますし、その中で、このオリンピックという舞台で銀メダルが取れたこと、自分らしい動きができたことが、とてもいい感触をつかめたと思います。

――優真さんへの質問です。1992年、1994年のお父様のオリンピックを受けての家族の目標を今回達成したという感情はありますでしょうか。

鍵山:父もオリンピアンということで、再び舞台に一緒に来られたこと、すごくうれしく思っていますし、その中で、父に自分の素晴らしい演技を見せることができたと思うので、そこは良かったと思います。

――ネーサンに質問です。今回は楽しんでいたようですね。今回終わった後、笑顔でしたが、そういう気持ちだったんでしょうか。

チェン:もう一回繰り返せるなら本当にやりたいぐらい。自分ではできるだけ今回は楽しもうということで、それはプログラムにも助けてもらったと思います。

AERAオンライン限定記事