でも、結婚した当時から「だめんずと結婚した」と言われましたが、私との相性はすごくいいんですよ。ケンカもほとんどしません。男女関係というよりも、同居相手や子供を育てる父親として最高で、今でも結婚してよかったと思っています。

 週刊朝日は、リベラルな傾向が強い雑誌ですよね。私、最近のリベラルには失望してるんです。コロナ対策でも、防疫や公衆衛生について厳しい対策を求めるばかり。過剰な自粛で仕事を失った人、不本意な形でフリーランスにならざるをえなくなって生活が苦しくなった人たちの視点が、今のメディアには欠けていると思うんです。だからこそ、週刊朝日は本当に困っている人の声を取り上げる雑誌であってほしいですね。

倉田真由美(くらた・まゆみ)/1971年生まれ。一橋大卒。ダメ男を好きになる女たちを描いた漫画『だめんず・うぉ~か~』で「だめんず」が流行語に。漫画・エッセーの執筆のほか、コメンテーターとしても活躍中

週刊朝日  2022年2月25日号

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