「ないっすー」見事、銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」のメンバー(gettyimages)
「ないっすー」見事、銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」のメンバー(gettyimages)

■「ないっすー」

 さらに、カーリング女子のロコ・ソラーレの戦いぶりも強く印象に残った。前回の2018年平昌五輪でも銅メダル獲得とともに「そだねー」の相槌の言葉が話題となり、同年の「新語・流行語大賞」の年間大賞を受賞。今大会では「そだねー」は控えめだったが、その代わりに多く聞かれた言葉が「ナイス」の声。彼女たちが真剣な眼差しで激闘を繰り広げる中で、メンバー同士が北海道弁のイントネーションで「ないっすー」と声を掛け合った。競技直後ではなく競技中の「言葉」ではあるが、カーリングをテレビ観戦した多くの日本人の耳に彼女たちの弾けるような笑顔とハイタッチ、そして明るい口調の「ないっすー」が何度も届けられた。単なる話題性だけでなく、しっかりと銀メダルを獲得して結果を出したからこその“盛り上がり”だったことも忘れてはならない。