■バレーボールの長尾浩志、ヨットのカイリ・セイン
その他スポーツではバレーボールVリーグ・堺ブレイザーズでプレーした長尾浩志。196cmの長身と強靭なバネが目に留まり、22歳で新日本入団。レスラー転向1年で“帝王”高山善廣からタッグパートナーに指名されるなどしたが、デビュー戦直前に右ヒザ靭帯を断裂。半年後の再デビュー戦前には前腕部骨折とケガに泣かされた。06年に新日本退団、ハッスルに入団したが08年に現役引退した。
カイリ・セインとしてWWEで活躍する宝城カイリはヨット選手として日本を代表する選手だった。山口・光高、法政大ではジュニア世界選手権の日本代表も経験。今では米マット界でタイトル戦線に絡むほどの存在感を発揮している。
レスラーは自らの存在感、説得力を発揮しなければ生き残れない。そのために身体能力は大きな武器となる。そういう選手たちが集まってトップを目指すのがプロレスの世界。強さや巧さを競い合い見るものを納得させるストーリーを描く。プロレスが究極の戦いと言われる所以でもある。