いちご大福 (撮影/写真部・松永卓也)
いちご大福 (撮影/写真部・松永卓也)
この記事の写真をすべて見る

 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「いちご大福」。

【作る際のワンポイントアドバイスはこちら】

*  *  *

黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り

紅白の取り合わせが縁起のいい「いちご大福」。桃の節句やお祝いごとにもぴったり。今回は電子レンジを使った、ご家庭でも作れるレシピをご紹介しましょう。

 まずはいちごをこしあんで包み、いちごの先端が上にくるようにして、お皿に並べておきます。

 次は求肥作り。耐熱容器で白玉粉と砂糖を混ぜ合わせます。粉がダマにならないよう、水は少しずつ加えながら混ぜるのがコツ。

 これにラップをかけて電子レンジで加熱します。2分30秒加熱したら、一度容器を取り出し、よく混ぜ合わせ、再び1分30秒加熱します。さらに混ぜ合わせ、透明感とコシが出たら求肥の完成です。できたてをそのまま食べてもおいしいですよ。

 これを8等分に切って熱いうちに伸ばし、いちご入りのあん玉を包みます。生地を上にのせて四隅をつまんで下に伸ばしながら包みましょう。多めに作って冷凍保存も可能です。みかんを包んだり、求肥をあんみつに添えたりしてアレンジもお楽しみください。

(構成/沖村かなみ)

◆いちご大福

【ワンポイントアドバイス】生地を電子レンジで加熱したら、透明感とコシが出るまでよく混ぜ合わせる。(左) あん玉の上に生地をのせ、底の閉じ口に向かって四隅をつまんで丸く包み込む。 (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】生地を電子レンジで加熱したら、透明感とコシが出るまでよく混ぜ合わせる。(左) あん玉の上に生地をのせ、底の閉じ口に向かって四隅をつまんで丸く包み込む。 (撮影/写真部・松永卓也)

【材料(約8個分)】いちご8個、こしあん200g、白玉粉100g、砂糖80g、水170cc、片栗粉50g

【作り方】作り方(1)いちごはヘタを取る。こしあんは8等分にして、丸く伸ばしていちごを包む。(2)耐熱容器に白玉粉を入れて指でつぶし、砂糖を加えて混ぜ、少しずつ水を加えながら混ぜ合わせる。(3)ラップをかけて電子レンジ(600W)で2分30秒加熱してよく混ぜ、再び1分30秒加熱する。(4)容器を取り出し、さらによく混ぜ合わせる。生地を片栗粉を敷いたバットに取り出し、キッチンバサミで8等分にする。(5)熱いうちに生地を伸ばし、(1)の上にかぶせて丸く形をととのえながら包み込む。

【ワンポイントアドバイス】生地を電子レンジで加熱したら、透明感とコシが出るまでよく混ぜ合わせる。
あん玉の上に生地をのせ、底の閉じ口に向かって四隅をつまんで丸く包み込む。

週刊朝日  2022年3月11日号