(GettyImages)
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 このように国際機関やNPOなどへの募金が可能だ。

 また、楽天やYahoo!などは各種ポイントをスマホから寄付ができ、より手軽だ。楽天ポイントやTポイントの1ポイントを1円として、1ポイントから寄付できる。例えば、楽天ポイントの場合は、「楽天クラッチ募金」のホームページから、金額を入力して寄付できる。

「各種団体に寄付する場合は、寄付金をどう使ったのか実績を確認するといい。自分が望む使い方かがわかります。最近は難民支援、医療支援など、使用用途を明確にするものが多くなっています」

 と話すのは、日本ファンドレイジング協会の広報担当の宮下真美さん。同協会は寄付などでよりよい社会の実現を目指す。

 内閣府が認定している団体や公益財団法人などの機関であれば、詐欺の可能性がないとも話す。

「団体を選べないなら、例えば、楽天など企業が行っているものは信頼性があるのでそちらから寄付するという方法もありますね」(宮下さん)

 楽天の広報担当者によると、「楽天クラッチ募金」は、2011年の東日本大震災の発生後、ネットで募金をしたいという声を受けて生まれた。

 団体や企業を通さずに直接、当事者のウクライナに寄付した場合、お金が戦費に使われ、戦争に加担することになるのではと危惧する人もいるだろう。在日ウクライナ大使館が開設している寄付金の口座は、ウクライナに対して人道支援物資を提供している慈善基金に送金し、武器には使われないとしている。

 一方で、ウクライナ軍に寄付をしたい人は、ウクライナ中央銀行の特別口座にクレジットカードから送金できるという。紛争を早く解決するために軍に寄付するという考え方もあるようだ。

「さまざまな状況を考えどこに寄付をするかを考えるべきですね」(宮下さん)

 またウクライナ大使館は、ビットコインなどの暗号通貨を含めて寄付を呼びかける詐欺のメールが出回っているので注意するよう呼びかけている。

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