(GettyImages)
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 いまだ収束する見通しが立たないロシアによるウクライナ侵攻。日々伝えられるウクライナの惨状に、ただ悲しむだけでなく、ウクライナの人へ、そして未来へできることが、私たちにはある。

【ウクライナへの主な支援窓口はこちら】

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「何もできなくてちょっと寄付をするのが精いっぱいです。いつ終わるのか不安に思っています」

 寄付に訪れた都内在住の50代の女性はそう言って、心配そうにウクライナ大使館を見つめた。

 千葉県在住の80代の男性は、防寒着50着を車に積み込んで大使館にやってきたという。

「ウクライナの人たちに、めげずに頑張ってほしい」

 東京都港区のウクライナ大使館は閑静な住宅街にあるが、スタッフらしき人が慌ただしく出入りしていた。

 3月上旬のこの日は、悲しいほどお天気であった。

 2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した。戦火の中、守られるべき市民までが犠牲になっている。

 苦境にあえぐウクライナの人々に、私たちができることは何があるのか。

 まずは、金銭的な支援、募金である。

 ウクライナへの募金の窓口は数多くある。その中の一つ、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の例をあげて、募金の方法を紹介しよう。

 UNHCRは国連の機関であり、世界で今も増え続ける難民の支援活動を行っている。

 今回だけ募金する方法と、毎月募金する方法がある。各種クレジットカードが使える。今回だけ寄付する場合は、クレジットカード、郵便局・ゆうちょ銀行、コンビニでの払い込みのほか、インターネットバンキングのペイジーでも可能だ。毎月の募金の場合は、銀行での口座振替にも対応している。

 以上の方法は、ホームページに掲載されている。インターネットが利用できない人は、電話番号0120-540-732、あるいは03-4366-7373(平日10~19時)に問い合わせることもできる。

◆スマホから簡単 ポイント募金

(週刊朝日2022年3月25日号より)
(週刊朝日2022年3月25日号より)

 日本ユニセフ協会、日本赤十字社など、他の機関も同様にホームページで、ネット経由での募金や銀行、ゆうちょ銀行などでの募金の方法を紹介している。

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