こんにゃくのふき味噌添え  (撮影/写真部・松永卓也)
こんにゃくのふき味噌添え  (撮影/写真部・松永卓也)
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 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「こんにゃくのふき味噌添え」。

【作る際のワンポイントアドバイスはこちら】

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黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り

 すがすがしい香りとほろ苦さに春の便りを感じるふきのとう。毎年この時期になると友人が送ってくれたふきのとうを使って「ふき味噌」を作るようになりました。

 八百屋さんで見つけたら、ぜひお試しください。

 ふきのとうはアクが強く変色しやすいので、買ったらすぐに下処理をしましょう。まずは外皮をはずし、黒い部分を取り除いてから熱湯で塩ゆでし、水にしばらくさらしてください。苦みが苦手な方は、さらす時間を長めにすると和らぎますよ。

 そして水気をよく拭き取って刻み、サラダ油で炒めます。そこに味噌とみりんを合わせたものを加え、練り合わせながら火を入れましょう。水気が飛んでねっとりしたら完成です。冷まして密閉容器に入れれば、冷蔵庫で2週間ほど日持ちします。

 今回はゆでたこんにゃくに添えましたが、ご飯にのせたりお握りに入れたり、ふろふき大根にどうぞ。豚肉のソテーなど肉料理に添えるのもおすすめです。

(構成/沖村かなみ)

◆こんにゃくのふき味噌添え

【ワンポイントアドバイス】ふきのとうは外皮や黒い部分を取り除き、ゆでて水にさらしてアクを取る。(左) 白味噌とみりんはあらかじめ合わせておき、炒めたふきのとうに加える。 (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】ふきのとうは外皮や黒い部分を取り除き、ゆでて水にさらしてアクを取る。(左) 白味噌とみりんはあらかじめ合わせておき、炒めたふきのとうに加える。 (撮影/写真部・松永卓也)

【材料】ふきのとう80g、白味噌70g、みりん大さじ2、サラダ油大さじ1、こんにゃく1枚

【作り方】(1)ふきのとうは外皮をはずし、黒い部分を取り除く。沸かした湯に塩ひとつまみ(分量外)を入れてゆで、ザルにあげて水にさらす。ペーパーで水気を拭き取る。(2)フライパンにサラダ油を中火で熱し、みじん切りにした(1)を加えてしんなりするまで炒める。(3)白味噌とみりんを混ぜ合わせ、(2)に加えて水分を飛ばすように練り合わせる。(4)こんにゃくを短冊切りにしてさっとゆでて皿に盛り付け、(3)を添える。

【ワンポイントアドバイス】ふきのとうは外皮や黒い部分を取り除き、ゆでて水にさらしてアクを取る。
白味噌とみりんはあらかじめ合わせておき、炒めたふきのとうに加える。

週刊朝日  2022年3月25日号