残念ながら、マリさんは家に戻ることなく、4月29日に旅立ちました。みーちゃんに再び会うこともなく、どんなにか無念だったことでしょう……。
みーちゃんが少しでも快適に暮らせるようにと、友人の協力でマリさんの家からキャットタワーと猫ベッドを我が家に持ってきていました。みーちゃんはキャットタワーには乗るのにどういうわけか猫ベッドには全く興味を示さなかったので、「なんでこれ使わないの?」とずっと話しかけていたんです。
マリさんの訃報が届いたのは、みーちゃんが初めてその猫ベッドで朝を迎えた日のことでした。 みーちゃんも、大好きなマリさんを思い出していたのでしょうか。
◆みーちゃんとの不思議な繋がり
ママをなくしたみーちゃんは、気づけば私にべったりになっていました。
トイレにもついてくるし、シャワーを浴びる時も待っている。狭い部屋なのですが、とにかく私のいくところに合わせて移動している感じです。
今は夜に一緒には寝てくれない けれど、ベッドの上で遊ぶのが“お決まり”で、家での仕事中に席を立つと、みーちゃんがベッドに乗って「一緒に遊ぼう!」と待機するんです。
出先から帰った時、手を洗ったりしてもたもたしていると「はやくー」というようにベッドで鳴いて。朝は目覚ましが鳴るとどこからかすっとんできて、私が起きるとベッドに飛び乗って「にゃあ(おはよう)」と挨拶をします。起きる時間が普段とずれてもごはんの催促で起こされたことは一度もないですし、「空気を読む」んですよね。
みーちゃんにとってマリさんはママだったと思うけど、私のことは恋人と思っているのかもしれません。先日、家で仕事中、ズームで男性と話していたら、膝に乗って静かにしていたみーちゃんが急に暴れて、私の腕を激しくひっかいたのです。普段は穏やかなみーちゃんが「妬いてる!」とびっくりしました。
私、みーちゃんとは深い縁があり、会うべくしてあったのかなとも思うんですよね。