マリさんが亡くなり、自分がみーちゃんの正式な保護者になる時に、埼玉のマリさんのご家族からの獣医さんの記録や資料をいただきました 。それをめくっていたら、保護された場所は(埼玉県)和光市白子と書いてあって、地図を見たら、都内の私の生家 から車でわずか20分程度のところ。さらには、私にマリさんを紹介してくれた友人に「白子という町を知ってる?」と聞いたら「私、白子出身だよ」というので、2度びっくりでした。

 友人を介してマリさんと出会い、リレーのようにバトンが渡されて、みーちゃんの命が繋がって、今こうしてかけがえのない存在として目の前にいる奇跡を日々感じています。みーちゃんとは最初から自然な感じで気がぴたりと合っているし、やっぱりもともと繋がっていたソウルメイトなのかもしれません。

 実は、「を訪ねて三千里」を教えてくれたのは、東京の母でした。みーちゃんのことを 皆さんに読んでいただけたら、天国のマリさんも喜んでくれるかもしれない、と思って応募しました。

 マリさん……みーちゃんはとても元気ですよ。「みーちゃんが最大限幸せに」ということをモットーに、マリさんの愛したニューヨークでずっと暮らしていきます。だからどうか、安心してくださいね。

(水野マルコ)

【猫と飼い主さん募集】
「猫をたずねて三千里」は猫好きの読者とともに作り上げる連載です。編集部と一緒にあなたの飼い猫のストーリーを紡ぎませんか? 2匹の猫のお母さんでもある、ペット取材歴25年の水野マルコ記者が飼い主さんから話を聞いて、飼い主さんの目線で、猫との出会いから今までの物語をつづります。虹の橋を渡った子のお話も大歓迎です。ぜひ、あなたと猫の物語を教えてください。記事中、飼い主さんの名前は仮名でもOKです。飼い猫の簡単な紹介、お住まいの地域(都道府県)とともにこちらにご連絡ください。nekosanzenri@asahi.com

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水野マルコ

水野マルコ/1961年生まれ。ライター。猫と暮らして30年。今は優しいおばあちゃん猫と甘えん坊な男子猫と暮らしています。猫雑誌、一般誌、Web等での取材歴25年。猫と家族の絆を記すのが好き。猫と暮らせるグループホームを開くのが夢。

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