過去、2002年(日韓大会)には中山雅史と秋田豊、2006年(ドイツ大会)は巻誠一郎、2010年(南アフリカ大会)は川口能活、2014年(ブラジル大会)は大久保嘉人らが最後の最後でメンバー入りしたが、果たして森保ジャパンで“サプライズ招集”はあるのだろうか。今後、故障による長期離脱だけでなく、今夏の移籍で出番を失ってコンディションを崩す選手が出てくることも考えられる。数々の栄冠を掴んだ名将ジョゼ・モウリーニョは、「私が勝者なのは、過去をすぐに忘れ、常に未来を考えるからだ」と語っている。現状維持は停滞であり、変化を恐れていては進歩はない。予選は終わった。ここから本大会開幕までの約7カ月半は、「ベスト8以上」を目指すうえで非常に重要な準備期間になる。(文・三和直樹)

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