今回ここで取り上げた退場劇や危険行為は、今季のJリーグの退場者たちとは大きく内容が異なる。そして真剣勝負の中では、相手プレイヤーとの激しいぶつかり合いは必要であり、醍醐味の一つであることも確かだ。しかし、「熱いプレー」と「ラフプレー」は全く別物でもある。日本サッカー協会(JFA)が示した2022年のJリーグ判定基準の大きなテーマとしても「選手生命を脅かすようなプレー」を排除していくというものがあり、開幕からJリーグで退場者が続出している理由の一つにもなっている。Jリーグではスタンドで多くの子供たちが観戦しており、試合中のプレーはしっかりと映像に収められていることを、選手たちには改めて心にとどめておいてもらいたい。
【独占】引退したセ大阪・大久保嘉人インタビュー プレーであえて「気性の荒い姿」を見せていたワケ