今は過去のライブ映像もYouTubeで簡単に見られる時代のため、親世代からの影響でなく自然と魅了された若い世代もいた。

「高校2年生の時にYouTubeでいろいろな曲を聴いていて、たまたま“おすすめ”にあった尾崎のライブ映像を見ました。その時に聞いた『僕が僕であるために』で落ちました(笑)。ライブの映像が本当にかっこよくて、私も音楽をやっているので、音楽での伝え方とかを色々と考えることもあって、そういう時に、尾崎はむちゃくちゃストレートで、それでいて歌詞の言葉ひとつひとつがありきたりじゃない、唯一無二なところを感じて、そこからファンです。あとは、お父さんやお母さんからも尾崎の話を聞いていました。お父さんやお母さんの話を聞いていると、その時に熱狂していたのと違うから、もっと早く生まれていればよかったなぁって、本当に思いました。周りの友達にも尾崎を薦めるんですけど、“あぁ~『I LOVE YOU』は知ってるよ”と言われる程度。だから私は、カラオケに行くと尾崎を絶対に歌います!(笑)」(19歳・女性)

「中学1年生の時に『15の夜』を聞いて好きになりました。それからずっとファンです。どうやって尾崎を聞くようになったんだろう……たぶんYouTubeだったと思います。『15の夜』を初めて聞いた時は、自分にスッと入ってくる感じがしました。当時の自分が何かに反抗心があったとかではないんですが、歌詞が体の中に入っていった。そこから尾崎の曲を聴いていって、当時、映画『ホットロード』の主題歌が『OH MY LITTLE GIRL』で、そのあと『ILOVEYOU』聞いて……と有名な曲から聞いていきました。それぞれの歌詞がすごくて、天才だったんだろうなと思う。中学1年生の時に他に好きな曲や好きなアーティストがいたと思うんですけど、尾崎を聞いてから他に何が好きだったか覚えていない(笑)。人生が変わった。一番好きな曲は選べないけど、強いて言うなら『Forget-me-not』。歌詞がとにかく好きで、初めて聞いた時に涙が止まらなくなりました。生きているうちに会いたかった。お墓にはお参りに行きたいとは思っています」(20歳・女性)

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