放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、Netflix「ストレンジャー・シングス」について。
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ここ数週間、SNSで色んな人が「ストレンジャー・シングス4」の話題をアップしている。「最高!」「おもしろい!」「一気に見た!!」と。
見ている方は説明の必要もないと思いますが、「ストレンジャー・シングス」とは、2016年からNetflixで配信されている連続ドラマです。世界中で大人気となり、シーズン4の前半が5月27日に配信され、後半が7月1日に配信となる。
噂は聞いていたし、見ている人も多いのはわかっていたが、今回、シーズン4の前半が配信された後に、僕が情報源としている人達が一斉にSNSで熱いコメントを言っていたので「あれ? これ見なきゃいけないんじゃないの」感がしてしまった。
最終的に僕を動かしたのは、先週、とある場所で女優さんとのお仕事があり、その女優さんが「おさむさん、ストレンジャーシングス4、見ました?」と聞かれ、「すいません、見てないんです」と答えてしまったこと。そういう現場でも共通言語となってしまうほど、ブームになっているのだと。
同じくアメリカのドラマで「ウォーキングデッド」という超人気シリーズがあるが、確か、シーズン7とかの時に、周りが一斉にその話題をしていた。その話になると僕は口をつぐむ。
あの時も見ようと思ったけど、シーズン7まで来てしまうとさすがに重い腰が上がらない。
だが、今回、「ストレンジャー・シングス」はシーズン4だ。しかも調べてみると、シーズン1は8話、2が9話、3が8話となっている。それを知り「これ、いけるかも!」と思いだして見始めた。
見る前に心配だったのが、僕のような今年50になるおじさんが楽しめるかどうかということ。で、実際見始めて、とんでもなくハマってる。
見る前は何の物語かわからなかったし、あまり知ってしまうと面白くなくなると思ってあらすじも見なかった。
物語の入り口は、舞台は1983年のアメリカ・インディアナ州の架空の町ホーキンスを舞台に、仲良し4人組の少年たちの一人がある日、失踪してしまうところから始まる。