その少年を探す仲間達と、母親。すると物語はどんどんうねっていくのだが。
これは年代によっていろいろな見方が出来ると思うが。現在、「トップガン・マーヴェリック」が大ヒット中である。この「トップガン」は、40歳~55歳ころの年代の人をX世代と呼ぶらしく、X世代が見に行き興奮して、その感動が下に伝わっていき大ヒットしているらしい。
僕ももろX世代なのですが、この「ストレンジャー・シングス」こそ、我々X世代の心を撃ちまくるドラマなのです。
まず、1983年設定なので、出てくる曲、カルチャーが、自分たちが子供の頃に体験したもの。それであの頃に戻れる。
そして全体の世界観も、スティーヴン・スピルバーグとスティーヴン・キングが合体したような。ETとスタンドバイミーにグーニーズ。そして「エルム街の悪夢」とか、僕らを夢中にさせたものをミキサーにかけ、見事な調味料を入れて仕上げている。
だからたまらないのだ。
今週から一人で始めた「ストレンジャー・シングス」マラソンも、僕はいよいよシーズン3の後半に入ってきました!
まだ見てない方。まだ間に合う! そしてX世代こそ見るべし!!
鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。漫画原作も多数で、ラブホラー漫画「お化けと風鈴」は、毎週金曜更新で自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。「インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~」は各種主要電子書店でにて販売中。コミック「ティラノ部長」(マガジンマウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が発売中。