ドラマウオッチャーの中村裕一氏は広末についてこう分析する。

「ショートカット、ボーイッシュというデビュー当時のイメージがあまりも強烈すぎたので、いまだに『ヒロスエ』と『母親』が頭の中で結びつかない人も多いと思います。また、女優の中には家庭的なイメージを持たれることを避ける人もいると思いますが、彼女の場合、積極的に母親役にチャレンジしている印象があります。ガンに侵されながらも一人娘にみそ汁の作り方を教えた母を演じた映画『はなちゃんのみそ汁』では、娘を思う母親の心情を見事に表現していました。もともとナチュラルなたたずまいが魅力だったこともあり、40代というライフステージ相応に、本来の彼女のキャラクターが際立つようになったのだと思います」

 私生活も女優活動も、今がもっとも「安定」しているのかもしれない。広末の快進撃はまだ続きそうだ。(高梨歩)

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