
<専門家2人が厳選する注目のマンガ作品>
【トレンド系】
『うるわしの宵の月』
"王子"と呼ばれる女子高生が、恋に落ちた。一進一退の関係にやきもきする/やまもり三香(講談社)
『薔薇王の葬列』
リボンの騎士、ベルばらなどの流れをくむ男装の麗人系ファンタジー。シェイクスピアのリチャード三世が妖艶/菅野文(秋田書店)
『今日からCITY HUNTER』
40歳の女性が電車にひかれたら、そこはシティーハンターの世界だった。原作に忠実で、絵がそっくり/錦ソクラ(コアミックス)
『腐女子になって四半世紀経つとこうなる』
SNSがなかった1990年代の懐かしいオタク文化を振り返る。オタクモノ流行を予兆する2019年の作/御手洗直子(一迅社)
『古オタクの恋わずらい』
オタクがまだ市民権を得ていなかった、平成初期のオタ活を描いた作品。主人公はオタクな自分を隠す/ニコ・ニコルソン(講談社)
『タイムスリップオタガール』
30歳の女性が、自身の中学時代にタイムスリップ。諦めていた夢を追いかける/佐々木陽子(フレックスコミックス)
【社会問題系】
『恋じゃねえから』
中学時代、先生と友達は恋をしていた……ように見えた。40歳になった主婦が創作と性加害をめぐる問題に迫る/渡辺ペコ(講談社)
『ひばりの朝』
自分の体験を「嫌」と声を上げる人が増えたが、2012年作の本書はその走り。勘違いされる中学生の話/ヤマシタトモコ(祥伝社)
『AV女優ちゃん』
元AV女優としてAV業界の実態とそこで生きるに至った人々の背景を社会構造や家族問題に切り込みながら描く/峰なゆか(扶桑社)
『わが子ちゃん』
妊娠の経験をもとにしたエッセーマンガ。育児にまつわる常識や男女不平等をポップに問い直す新時代のバイブル/峰なゆか(扶桑社)
『ブスなんて言わないで』
ブスと言われてきた知子は、自分をいじめた同級生が美容家として成功していると知り、復讐を誓うが……/とあるアラ子(講談社)
『女の子がいる場所は』
10歳で結婚相手の心配……アフガニスタン、モロッコ、インド、日本などの少女たちが抱える問題を描く/やまじえびね(KADOKAWA)
『ダーウィン事変』
半分ヒト、半分チンパンジーのチャーリーがテロ組織に目をつけられ!? マンガ大賞2022大賞/うめざわしゅん(講談社)
『チ。―地球の運動について―』
15世紀のヨーロッパで、異端とされた地動説の研究に命がけで挑む人たちを描いた。2022年、手塚治虫文化賞マンガ大賞/魚豊(小学館)
※AERA 2022年7月18-25日合併号