血は文字通り血液を指します。肌が潤うためには血液が全身をしっかり巡っていることが大切で、不足すると、水量が少ない川のように、流れが滞ってしまいます。血液は酸素や栄養素を全身に運んでいますから、血液が足りない、巡らないとなると肌は栄養不足になり、肌の潤いやツヤがなくなる他、くすみ、目の下のクマ、シミやソバカスにもつながります。髪の毛の潤いもなくなってしまいます。

 紫外線などで肌への負担が大きくなる夏は、食事の工夫で脾をいたわり、気と血をしっかり巡らせることが大切です。脾のケアは、肌の老化予防にもつながる大事なインナーケアになりますよ。

<監修者>
監修/清水朝子先生
国際薬膳調理師。忙しく働いていた20代後半に体を壊したのを機に、以前から興味のあった東洋医学の世界にはまり、国際薬膳調理師の資格を取るまでに。西洋医学では病名のつかなかった不調も今ではすっかり完治。普段は、漢方食材「なつめ」の専門会社で働きながら(なつめブランド「なつめいいろ」)、資格を活かし、薬膳セミナーなどを開催している。

暮らしとモノ班 for promotion
なかなか始められない”英語”学習。まずは形から入るのもアリ!?