「コンビニ百里の道をゆく」は、53歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
【写真】2023年の干支のうさぎをモチーフにした白備前の作品の窯出し
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2022年も残すところあとわずかとなりました。長く続くコロナ禍ですが、この1年は私たちも少しずつ、コロナとうまく付き合いながらの生活に慣れてきました。感染に注意しながらも、外で飲んだり食べたり、人と自由に会って話したりコンサートに行ったり、人間が生来持っている「人と関わっていくことの楽しさ」を思い起こし、実感させられた、そんな年だったように思います。
いわば「ウィズコロナ」へと徐々に転換していく段階に、2年半かけて到達した年。23年はさらにもっと明るく、自由に活動できる「ポストコロナ」への道を探る年ではないかと思います。
23年はうさぎ年です。よく周囲に耳を立ててコロナへの注意は続けつつ、経済面でも22年後半の原材料高やエネルギー問題、景気の停滞から後退など負の要素から脱け出して、うさぎ跳びよろしくぴょんぴょんぴょん!と、ポストコロナと経済回復への階段を上っていきたいですね。