森保ジャパン米国遠征のメンバー26名を“推薦”
森保ジャパン米国遠征のメンバー26名を“推薦”
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 サッカー日本代表“森保ジャパン”の2026年北中米W杯まで1年を切った中、本大会へ向けたメンバー争いが本格化する。ここまでアジア予選を戦ったコアメンバーに加えて、6月シリーズで試した新戦力、7月のE-1選手権に出場した国内組、さらには欧州新シーズンでのアピールする面々と、広がった“ラージグループ”をここからは絞っていく作業が求められる。

【写真】代表には「やはり必要」と思わせたのがこの人

 その中で迎える9月の米国遠征(7日・メキシコ代表、10日・アメリカ代表)だが、カレンダー的にはJ1リーグの第28節が8月30、31日に実施された後、9月3日と7日にルヴァン杯の準々決勝が予定され、J1第29節が9月12、13日開催となっている。もちろん欧州各国リーグも代表戦後の週末に試合が組まれているが、移動、時差を考えると欧州組の方が負担は少ない。できれば“最強メンバー”を選びたいが、今回はJリーグ勢を除外するのが妥当な選択だろうと考える。その上で米国遠征のメンバー26名を“推薦”したい。

 GKは3人。鈴木彩艶(パルマ)は確定だ。アジア杯での批判を乗り越え、セリエA舞台でビッグセーブを連発した男の活躍は、本大会でも必要不可欠だ。残りは2人。本来ならば、大迫敬介(サンフレッチェ広島)と早川友基(鹿島アントラーズ)を選びたいが、練習とベンチ要員のためにJリーグ優勝争いをしている2チームの守護神を呼ぶことは賢明ではない。

 それよりも本大会で帯同するGKの増員を考えているのであれば、欧州組から小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)をこのタイミングで選んでおくべき。さらにもう1人、現在MLSバンクーバー・ホワイトキャップスで絶好調をキープしている29歳GK高丘陽平を呼んでもらいたい。実力的には横浜FM時代から代表レベルを維持。アメリカ生活3年目を迎えている彼の経験は、これまで以上にコンディション維持が難しくなることが予想される今回のW杯へ向けて有益になるはずだ。

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