
離婚した場合は独占配信を
そんな番組が最初だったために、その後に続く番組は予想通り不人気だった。「リブ・トゥ・リード」「インビクタスゲーム」「ポロ」はいずれも低調。そして、挽回を期してメーガンさんの料理とおもてなし番組「ウィズ・ラブ、メーガン」が今年3月に公開されたが、これも「現実離れ」「不誠実すぎる」と非難され、今年前半の視聴率ランキングで300位までにも入らなかった。
惨敗続きの結果だが、ネットフリックス幹部は、メーガンさんが離婚した場合は、単発ものの独占配信を望んでいるという。視聴者からすっかり見放されている2人に対し「かなりの金額が手に入るとなれば、偽装離婚しかねない」との声さえ上がる。
一時期、人気恋愛小説「ミート・ミー・アット・ザ・レイク」をメーガンさんとヘンリー王子がネットフリックスで映画化するという話があったが、監督も出演者も決まっていない。また、アフリカをテーマにしたドキュメンタリーも話しが出たが、その後の情報は全くない。
もし、9月にネットフリックスとの契約が終了すると、2人は現在の生活を維持できるだろうか。住宅ローンに固定資産税、警備費など、かかる費用は膨大で途方もない。

メーガンさんの回顧録出版に注目
そんな中、いま持ち上がっているのが、メーガンさんの回顧録の出版だ。「メーガンの回顧録は出版界の注目度が極めて高い」との声はかねてよりあがっている。
回顧録について、メーガンさん自身は「よく尋ねられますが、人生はまだ続くのです」と肯定も否定もしていないのが現状だ。けれど、ヘンリー王子と結婚後に暮らしていたロンドンのフログモア・コテージからアメリカに引っ越す準備をしていた時、たまたま机の引き出しを開けたら「王室にいるときに付けた日記が見つかった。すっかり忘れていた」と打ち明けたことがある。「わざとらしい」「王室を脅すつもりか」と批判されたが、ヘンリー王子は「日記には日付がついているから信ぴょう性が高い」とメーガンさんの肩を持った。
しかし、反応は厳しい。「再びファクトチェックが必要になる」「天敵キャサリン妃をまた攻撃したら、今度こそ称号剥奪される」などだ。さらに、メーガンさんは英王室には実質2年もいなかったことから、もし回想録を書くなら「幼児期のことしかない」と揶揄されている。
一方のヘンリー王子は、23年1月に暴露本「スペア」を出版した。自分は兄ウィリアム皇太子(43)の「予備」として、理不尽な扱いを受けた経験を赤裸々につづった。その時に王子は、「まだ400ページ分が残っている。もう一冊書ける」と明かしたのだ。夫妻はそれぞれが暴露本を出版することになるのだろうか。
ネットフリックスとの契約満了日が迫る今、追い詰められた二人がどういう手に出るか注目される。
(ジャーナリスト・多賀幹子)
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