
主催する日本国際博覧会協会は、会期中に2820万人の来場を想定して、約2兆円の経済波及効果を見込んできた。
藤山さんはこの数字は厳しいとしたうえで、「所要時間が1時間のパビリオンもありますし、待ち時間も生じています。黒字を上回る人数を確保しつつ、来場者の満足度を落とさないことが求められています」と述べた。
そして、こう続けた。
「観光などの費用対効果は、短期的には半年後に見えてくるでしょう。ただ、短期的な効果があったとしても、公費が出ている万博は、観光のリピーターが来るか、成長産業への効果があるかどうか、長期的に見るべきだと思います」
(AERA編集部 井上有紀子)
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