
(山崎 薫)山崎もずっと言っていましたが、「過去にいくらで買ったのか」というのは実はどうでもいい情報です。
山崎が100ドルで買ったとしても1000ドルで買ったとしても、今の私には全く関係がなかった。保有し続けるか売却するかの判断材料として「過去の情報っていらないな、山崎の言ってた通りだな」と実感しました。
仮に損が出ていたとしても、それは私の判断に何の影響も与えません。とりあえず当面のキャッシュはあるから、今は取り崩す必要はない、それだけでした。(後日、薫さんから追加情報)
(山崎 薫)VTの話はこれでおしまい、と思っていたら、続きが出てきました。『ほったらかし投資術』を改めて読んでいたら、第3版で新たに加えられた鼎談(ていだん)の中で、山崎は「2016年にVTを1000口買った」と明かしていたんです。
リアルタイムでも公表していて、水瀬さんをはじめとした投資ブロガーさんたちの間でとても話題になったようです。
知らなかったのは妻の自分だけ……と、一瞬思ったところで「山崎が今、一度に突っ込める金額って500万〜600万円なんだ」と考えた記憶がうっすらよみがえってきました。おそらく私も当時、ネットで読んではいたものの、すっかり忘れていたんでしょうね。
遺族は大変
(武田)相続税がかからない程度の現金とVT1000口、以上。かっこいいです。
(山崎 薫)いやいや、残された家族からしたら大変ですよ。大学生と高校生の子どもがいるのに。「これからいくらかかるのよ?」って話です。
長男が大学受験を終えたところで就活をしました。2024年2月に出版された『経済評論家の父から息子への手紙お金と人生と幸せについて』(Gakken)が売れて、本当に助かりました。
その後、勤務先がいま一つしっくりこなくて1年と少しで辞めることに。昔取った杵柄(きねづか)で制作プロダクションを立ち上げ、ほそぼそと映像制作の仕事をしています。