参院選にも影響を与えそうな兵庫県の斎藤知事
参院選にも影響を与えそうな兵庫県の斎藤知事

斎藤知事は「どの候補の応援もしない」

 昨年の衆院選から勢いづいた国民民主は新人の多田ひとみ氏を擁立。党勢には陰りも見られるが、労働組合の支援が強固だ。

 参政は都議選で議席ゼロから3議席を獲得と急伸し、メディアの世論調査でも支持率を急上昇させている。兵庫では新人の藤原誠也氏を擁立。6月15日の兵庫県尼崎市議選では女性候補がトップ当選を果たし、兵庫県でも波に乗っている。

 昨年の兵庫県知事選で斎藤元彦氏(現知事)を応援するために知事選に出馬し、「2馬力選挙」だと問題視されたNHK党の立花孝志氏も立候補した。

 いまだに、斎藤知事の一連の問題が大きな影響を及ぼし、県政の混乱が続く兵庫県。

「公務優先で、参院選挙はどの候補者にも応援などはしない」

 と、斎藤知事自身は「静観」するという。

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 兵庫選挙区ではこのほか、共産新人の金田峰生氏、れいわ新人の米村明美氏、社民新人の来住文男氏、諸派新人の浦木健吾氏、諸派新人の高橋秀彰氏、諸派新人の前田実咲氏が立候補している。

(AERA編集部・今西憲之)

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